この子は、近所の『はる♂』くんです。(雑種)
体高さ 43cmくらい。(柴犬と同じくらいの大きさ)
この子の家系が、現在の幡多地域の猪犬のスタンダードです。
この子の兄弟は、1匹 15万から30万円で 猪猟師の間で取引される。
その金額の値打ちくらい猟欲のある犬です。
その跳躍力、俊敏性、・・・は、見るもの目を見張るくらいずば抜けています。
この子は、うちの『海(かい)♂』くん、四国犬 体高 53cm
昔、幡多地域の猪犬のスタンダードだったかも?
昔、四国犬は狩猟犬として、番犬として飼われていた。
高知の幡多地域では今も狩猟として、イノシシやシカの鉄砲猟が行われています。
昔の文献を読んでいると、イノシシ狩りとして猟師の片腕として四国犬は使われれいたのですが、
現在と昔とでは、狩猟方法が変わってきたようです。
昔、山奥の猟師と言っても。数多くの犬を飼えるわけでもない、それほど裕福でもない生活です。
昔の狩猟方法としては、四国犬1頭~2頭で猟師一人というチームで狩猟を行う。
四国犬の役目としては、出てきたイノシシを目の前で威嚇して、イノシシを足止めさせ、そこへ
猟師が鉄砲で仕留める。という風な猟のやり方だったようです。
有名な四国犬では、イノシシを5分足止めさせるという伝説的な犬もいたようです。
現在のイノシシ猟は、5頭~8頭くらいのやや小柄な犬たちを引き連れて、数名の人間とのチームを組んで猟をしています。山の片方から数名の猟師と犬たちが、イノシシを追い出して、反対側の山で別の猟師が待ちかまえて、イノシシを打つという狩猟方法に変わってきています。
そこで、犬たちの役目も変わり、少し小柄で俊敏性の高い犬が求められ、改良されて現在の猪犬(ししいぬ)の形に変わったようです。
実猟として、現在の四国犬としての役目が少なくなり、数が減ったということですね。
また、幡多地域としては、戦後まもなくでは特に裕福なわけでもなく。
子ども一人を育てるのに大変な時代に、犬は、贅沢とういう風評もあり、一時期、犬を飼う家庭も減ったといわれます。
四国犬の数の減少に追い風が吹いたようです。
あとは、生き残った四国犬は、生活が裕福になり、番犬として扱いになるのですが、見た目、洋犬のような派手さはなく。
飼う人は少なくなり、放置することにより、雑種化が進み。純血の四国犬は、減っていく。
現在は、マニアの中で育てられる犬だけになりましたね。
最近では、中型の日本犬は飼うのが難しいとかで、余計に少なくなりました。
また、日本犬中型犬飼いの人も高齢化が進んでいるということです。
余計に、数が減少しているようです。
そこで、『一生 四国犬飼い宣言』 応援宜しく!(園長さんのパクリ)